「加藤清正」の築城術

「ザ・ベスト・オブ戦国武将、何でも面白ランキング」なる本を読み終えました
この本は、「最強の武将は?」、「一発屋の武将は?」、「おしゃれなのは?」など戦国武将のテーマ別ベスト3を選び解説をしているものです。
最近、戦国武将をカッコ良く描写するイラストをよく見かけますが、この本もそのような類いのものですが、戦国武将の人気があるのは激烈な時代を生き抜いた武将たちがそれぞれ個性豊かなキャラクターを持っていることに理由があるそうです。
例えば、少し軽い話ですが、恋人にしたい武将ランキング第一位は、「奥州の独眼竜」こと伊達正宗が選ばれています。これは歴史好きな女性(歴女というらしい)から圧倒的な指示を受けているようで、史実の正宗像は、やはり織田信長や豊臣秀吉とは少し遅れた時代に登場しながら、最後まで天下の座を狙わんと暗躍し続けた部分に興味が惹かれるそうで、「後15年早く生まれていれば、正宗が天下を獲っていたかもしれない」という、歴史のイフを語る時に真っ先にこの言葉が出るそうです。
私にはよくわかりませんが、多分そういうものなのでしょう。
この本を読んでいるとそれなりに納得してしまうところがいいのか悪いのかわかりませんが・・
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さて、何故「加藤清正」なのかというと、来月熊本に行く予定があるのですがその行先が熊本城の目の前になっています。
実は、昨年同じ用事で四国に出張に行った際、たまたま松山城を見学しました。
そこから、「坂の上の雲」を読むようになり、少し大正時代というものを知ることができました。
これは私にとって大きな収穫でした。
案外、お城は歴史のキーになっているのかもしれません。
この本のよると、加藤清正は「築城技術に優れていた武将は?」の第一位になっています。
かつては三万から四万ほどもあったといわれる城ですが、戦国時代における築城術とはどのようなものかも見てきたいと思っています。
ちなみに、この加藤清正ですが、「領民の指示が高かった大名は?」と「肝がすわっているのは?」、そして「名言を残した武将は?」の第三位に入っています。
昔、ちらっと加藤清道象の前を素通りしたことがあったのですが、何せ歴史というものを知らないまま恥ずかしながらこの年齢になっています。
NHKの大河ドラマもイマイチ理解できていません(笑)
少しでも今回の出張が日本史を知るためのいいきっかけとなればいいのですが・・

院長ブログ 2012.10.31
シネマ雑感:「終の信託」

本年度の最高作品と前評判の高い映画です。
私の注目する映画評論家の北川れい子さんは、ダントツの一位と絶賛されていました。
北川れい子(多分知名度は低いと思います)さんのプロフィールですが、「日本で一番、映画を観ている映画評論家。歯に衣を着せぬペンタッチが人気の秘密」とのことです。
(また、いつか北川れい子さんについてブログで紹介したいと思っています)
コラムには、「語り口も映像も素晴らしい。ベスト1はもう決まり!特に後半は鳥肌級のサスペンス。しかも小難しい映画ではないのに毅然とした風格がある。」と絶賛していますが、だいたいこの人がここまで映画を褒めることなどなく、たいがいはケチョンケチョンに映画をけなすことがほとんどで、よくこれで関係者とトラブルを起こさないといつも冷や冷やする内容を雑誌に書かれています。
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絶賛上映中ということで映画内容には触れずに、この映画監督を中心に考えてみました。
この周防正行(すお・まさゆき)監督というのは、あの名作「Shall we ダンス?」のメガホンを取られたのですが、何とその作品の後11年間も映画監督をされていません。
ある映画雑誌に掲載されていましたが、周防監督の知られざる貴重なエピソードは相当面白いとのことで、こういう角度で映画を検証していくのも面白いかもしれません。
さて、私は映画を観たら、必ずパンフレットを購入しています。
誰がどの映画に誰と出演したのか、どのようなチョイ役からスタートしたのかまでチェックしています(笑)
今から23年前、監督は小劇場で公開されて盛況となった「ファンシイダンス」、92年度の映画賞を総なめにした「シコふんじゃった」において本木雅弘を起用していますが、これがなければ本場のアカデミー賞でタイトルを取った「おくりびと」(遺体を棺に納める“納棺師”の話)は生まれなかったかもしれません。
また、過去の監督作品を見ていて気付いたのですが、映画の題材選びがうまいと思います。
監督デビュー作品「変態家族の兄貴の嫁さん」は別として、2番目の「ファンシイダンス」では禅寺での修行や僧の日常、3番目の「シコふんじゃった」では学生相撲という特異な世界、4番目の「Shall we ダンス?」では社交ダンス、5番目の「それでもボクはやっていない」では痴漢冤罪事件というテーマを扱っています。
どちらかと言えば地味なテーマとなるものをうまく興味あるものに仕上げていくというか、やはり才能なのでしょうか。
さて、「終の信託」に対する思いとして、監督のコメントは「何がなんでも映画らしい映画を撮りたかった。“見たね。疲れたけど見た”という濃密な時間を感じていただける作品になったと思います」とありますが、まさにその通りでした。
私にとって待ちに待った映画で初日に観てきましたが・・、意外なほど空席が目立っていました。
確かに、前評判どおり面白かったですし、あの北川れい子さんが褒めるだけの映画でした。
このへんが映画の難しいところで、多分今年の映画タイトルをたくさん取るのかもしれませんが、観客動員だけを見れば初日の客の入り具合から見ても「海猿」、「踊る大捜査線」などの足元にも及ばないはずです。
しかし、映画というものは大衆娯楽であり、観客動員数は重要なポイントになるはずです。
このへんも頭にいれながら、野次馬的に今年の「日本アカデミー賞」に注目したいと思います

院長ブログ 2012.10.27