シネマ雑感:「夜の大捜査線」
2011年12月04日
この映画が上映される日をカレンダーに印をつけ、一年前から楽しみにしていました。
昨年に二条TOHOで行われた「午前十時の映画祭:何度見てもすごい50本」には入っていなかったのですが、今年開催の「午前十時の映画祭」のパンフレットに、この映画の題名を見つけた時は、「何が何でも絶対に行く!」と決めていました。
私はシドニーポワチアのファンというより、出演している映画が気に入ってます。
実際、映画館で見た記憶はありません(年代的に当り前か)が、ビデオレンタルで何度か見ており、特にこの「夜の大捜査線」は好きな映画です。
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たいへんあやふやな記憶ですが、私は中学・高校と阪急電車を利用しており当時は車両のドア付近には映画の広告が吊ってありました。宣伝といっても映画のタイトルと何名かの出演者、そして下段にはどこの映画館で上映されているかが書いてあるだけで、写真もなく文字だけの愛想のないシンプルなものです。
下段の映画館は複数の場合もあり、当然多くの映画館でやればやるほど幅広の広告(例えば大阪、神戸、京都など)となり結果的に目立った宣伝となります。
この映画は大きなスペースだったと思われます。
さて、前日にネット予約をしていたので朝10時前に到着、入場する前に発売窓口を見ると何と混雑状況を示した掲示板には「×」印がついていました。
この映画が満席になるほどの人気があるとは思えませんでしたが、以前「ショーシャンクの空に」が入れなかったため、次の日のチケットを購入して渋々出直した苦い経験があります。
座席で上映を待っていると、驚いたことに中学生位の7、8人の女子グループが入ってきました。彼女たちはこの映画の情報をどうやって手に入れたのか、また面白いと思って来たのか気になります。
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さて、この映画ですが人種差別の残るアメリカ南部を舞台にしたものです。
黒人俳優の第一人者シドニー・ポワチエが冷静で有能な刑事の役柄ですが、この頃は黒人俳優というとシドニー・ポワチエしかいなかったのではという感があります。
この映画は第40回アカデミー賞作品賞、そして主演男優賞にはシドニー・ポワチエ(明らかに主演)ではなく、ロッド・スタイガーが選ばれています。(あのガムをクチャクチャ噛みながら憎々しげなアクの強い悪役振りは一見の価値ありです)
余談ですが「アカデミー賞に冷遇されてきた黒人俳優たち」というコラムを紹介します。
オバマが黒人初のアメリカ大統領に就任した現在。いまや「黒人」と表記するのも躊躇する時代となったが、黒人俳優が過去にアカデミー賞を受賞した歴史を振り返ると隔世の感があると紹介していますが、これはこの映画のことを指しているのは明らかです。
この映画、「駅」でラストを迎えるシーンを見たくて、何度ビデオレンタルしたことか。
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