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シネマ雑感:沈まぬ太陽

2009年10月24日

映画「沈まぬ太陽」を観ました。
私は佐藤浩市と渡辺謙が今の日本映画の顔だと思っています。
10分間の休憩がある3時間22分の超大作でした。
渡辺謙の映画では「明日の記憶」「ラストサムライ」が気にいっています。
ですが、この映画の盛り上げ役として三浦友和のワルぶりが妙に素晴らしかったと思います。
私達50歳前後の世代での評価は、三浦友和といえば山口百恵のだんな程度の扱いだったはずです。
(とにかくセットでテレビに出演し、最後は結婚までした感じ)
完全なベビーフェイスで、後の戦争映画の軍人なんかの役がはまっていたりもしました。
「遙かなる甲子園」、「3丁目の夕日」、出口のない海」、「陰日向に咲く」と続きますが、悪役はあまり記憶にありません。
だから余計に憎たらしくみえるのかもしれません。
この映画の見どころに俳優の悪役ぶりがスゴイです。
私のおススメする三浦友和をはずした悪役上位3人を発表しますと、小林稔侍、田中健、山田辰夫(映画「おくりびと」に出演後病気のため逝去。「沈まぬ太陽」が遺作)となります。
さて、とにかく登場人物が多い!
パンフレットでは出演者が登場順となっています。(そうでないとモメル?)
最後の最後(2分くらい)に上川隆也が地検特捜検事役で登場しますが、これも山崎豊子作の「大地の子」(NHK)の主役です。
このドラマもはまりまくりましたので、渋い配役やな?と感心しました。
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さて、本編ですが、映画が会社組織(あれはどうみても○本航空)の腐敗をテーマにしているため、どの役者も本当に憎たらしいシーンばかりで、逆にこっちが正しいのかとも錯覚しそうです。
いつも映画のパンフレットを買い、後で読み直すのですが登場人物の4分の3は悪役です。
(日本の総理大臣まで悪役ですから・・)
この映画の面白さは、あれだけ日本に帰りたかった主人公が背景や状況が変化していくうちに、アフリカに行きたくなるところだと思います。
それがとても納得してしまいます。
私が歯科医という職業を選んだことで幸か不幸か出世には縁遠いということがあります。
三浦友和、渡辺謙がどっちが勝ちかと競う場面があります。
はっきりとした答えは映画では出ていないのですが、息子と牛丼を食べている渡辺謙が勝ちのように思えます。
あのシーンも結構この映画の大事なシーンではないかと思ってます。
やたら、映画の中で悪そ?なお偉いさん(小林稔侍はウマイ!)が、高級料亭なんかで食事してるシーンが多いのも影響か?
どうも、いいもんたくさん食べてる最近の若者が好きになれないもので。

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